Agile
アジャイル@スケールを用いた組織の抜本的変革
過去には、新しいコンセプトのトライアルと考えられてきたアジャイルですが、ここに来て、その全社レベルへの拡大展開の仕方に注目が集まっています。その理由は、事業そのものをソフトウェア化、高速化させるとともに、戦略、商品企画、IT、人事といったソフトウェア開発以外の領域にこの考え方とプロセスを適用し、組織に新しい協働のモデルを導入することで、競争力に圧倒的な差が出ることが証明されてきたからです。
例えば、大規模な全社レベルのアジャイル化を実現したINGオランダでは、モバイルバンキング、インターネットバンキングの進展を契機としてEnd-To-Endのアジャイル改革を行い、従業員の生産性を高め、市場投入スピードを向上させました。国内でも類似の事例が、この数年で増えつつあります。
経営層の意識がアジャイルの大規模展開へと向かっている背景には、アジャイルの手法を適用し成功を収めたSpotifyのようなソフトウェアベンチャーも成功と共に大企業化し(2019年時点で4400名規模)、大規模な組織でのアジャイル化の成功例が現実として認識されてきたことがあります。遅ればせながら日本の大企業でも大規模なアジャイル化の機運が高まっているのです。
DigitalBCGでは、マーケティング部門、人事、法務、顧客サポートなど全社のコアとなる部門へこのアジャイル@スケールを適用し、企業の生産性を圧倒的に上げる取り組みを国内でも実施しています。成功に向けて、経営層が変革のPurposeを定義するところから支援し、投資のガバナンスを柔軟に変革し、大企業でのアジャイル組織を4つの類型で実装します。戦略コンサルタントとアジャイルコーチがハンズオンで日々のTribe Meetingをリードしながら、多様性のある人材が前向きに改革をすすめるモメンタムを作っていきます。Unlock The PotentialをPurposeとするBCGならではの改革アプローチがここにあるのです。
